【銘柄診断】兼松日産農林は復興関連株として仕手人気再燃を待つ、増額期待も
2011年11月30日 18:44
兼松日産農林 <7961> は震災後の安値3月15日の72円から3月25日には235円の年初来高値まで一気の急騰相場相場を演じた。ただ人気は続かずその後は調整含みのもみ合い場面となっている。東北や関東で液状化対策など、地盤改良事業の需要が増加傾向にあり、これが震災後の急騰の材料になった。
また、仮設住宅関連の受注も獲得。赤外線カメラなどセキュリティ機器事業でも受注が回復傾向で、販促を強化。今2012年3月期9月中間決算の営業利益は期初見通しの5000万円を大きく上回る2億8400万円(前年同期3000万円)を確保した。
つれて今3月期通期の営業利益も当初の1億1000万円を3億1000万円(前期8800万円)へ引き上げた。もっとも、営業利益は中間決算で2億8400万円を計上済み。今後環境によほどの激変が無い限り、増額修正は約束済みの事項と言える。
1株利益は5円強に過ぎない。同社の場合、独自の仕手人気を持っているだけに、全般手詰まりの局面では往々にして個人投資家の買いを集める習性がある。業績増額が具体化するようだと、再び仕手人気が高まる可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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