【銘柄診断】昭光通商はレアアースが好調、来期以降に中国展開が本格寄与へ
2011年11月29日 16:21
昭光通商 <8090> は29日、2円高の120円と続伸した。同社の株価は9月5日の戻り高値139円から調整に入ったが、9月26日の106円で底入れを完了。もみ合い場面を入れここへきては上値慕いの様相を強めている。
今2011年12月期の第3四半期累計決算は営業利益が13億円と前年同期比24.5%増を確保し好調。LED関連の原料が伸び悩むが、酸化セリウムなどレアアースが好調で今12月期通期でも営業利益16億2000万円と前年同期比9.8%増益が見込まれている。
同社は中期経営計画において「海外事業の拡充」を主な施策として掲げている。今12月期は中国における更なる事業拡大へ向けて運転資金の確保等を目的に中国子会社が増資を行なった。さらに、中国で合成樹脂コンパウンド事業新規参入を目指し、関連会社への出資も行なっており、こうした展開が来期以降、業績に寄与してくる見通しだ。来2012年12月期の連続増益が見通せる段階には株価もそれに反応することになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【株式市場】円の軟化など好感し全般尻上がりの中オリンパスはモミ合う(2011/11/29)
・【話題株】「再仕掛けのタイミング」待つラサ工業、師走でひと相場期待(2011/11/29)
・【注目の決算発表】内田洋行は1Q業績連続赤字、底値圏での方向感模索(2011/11/29)
・【上方修正株】トーエルは2Q業績上方修正・増益転換で下げ過ぎを訂正し急反発(2011/11/29)