パソナ、100%子会社「株式会社パソナ農援隊」を設立 農業関連事業を強化
2011年11月28日 19:34
パソナグループは28日、本日開催の取締役会において、農業関連事業を強化するため、「株式会社パソナ農援隊」を同社100%子会社として設立することを決議したと発表した。
現在、農業従事者の高齢化、後継者不足といった従来からの問題に加えて、農産物の付加価値向上や国際競争力強化が喫緊の課題として浮上する中、同社は今回、より多くの農業人材を育成し、それらの人材を継続的にサポートする体制を強化するために「株式会社パソナ農援隊」を設立する。
「株式会社パソナ農援隊」は、農業経営人材育成や農業経営コンサルティングに加えて、農業人材の派遣・紹介などの人材サービスを提供するほか、加工品の企画開発や販路開拓のサポート事業などの幅広い農業関連事業を通じ、第1次産業とこれに関する第2次、第3次産業を融合させた第6次産業化を推進し、農業振興と地域活性化に貢献していく。
パソナグループは農業分野での雇用創出を目指し、2003年から新規就農者や農業経営者の育成に取り組んできた。農場「パソナチャレンジファーム」を持ち、新規就農者の独立を支援しているほか、「Agri-MBA農業ビジネススクール」、「農林漁業ビジネス経営塾」の開講、さらに全国の自治体から就農支援や農業経営人材育成に関する事業を受託するなど、これまで延べ約1,500人以上の農業人材を育成してきた。