トヨタ、東京モーターショーに富士重と共同開発の小型FRスポーツ「86」を出展

2011年11月28日 10:57

 トヨタ自動車は27日、第42回東京モーターショー2011に、2012年春に発売予定の小型FRスポーツ「86(ハチロク)」のプロトタイプモデルを出展すると発表した。

 「86」は、今一度クルマの夢や楽しさを顧客に提供したいというトヨタ自動車と富士重工業(以下SUBARU)の思いが一致し、ドライバーの感覚ひとつでいかようにも取り回せる“手の内感”や操る楽しさを体感できる『直感ハンドリングFR』をコンセプトに共同開発された。

 具体的には、SUBARUの水平対向エンジン技術とトヨタの最新直噴技術D-4Sを組み合わせた世界初の「水平対向・D-4S」エンジンをフロントミッドシップに搭載した、世界唯一の水平対向エンジン・FRパッケージを採用することにより、従来のスポーツカーとは別次元の走りの楽しさを実現した。

 また、「86」は今後、多様なカスタマイズ商品や今の時代にあったスポーツカーの楽しみ方を提案するなど、“自分だけの1台を楽しみながら育てる”という「AE86」のスピリットを継承し、「お客様とともに進化する」スポーツカーを目指す。

 なお、「AE86」は、AE86型カローラレビン/スプリンタートレノ(1983-1987)のこと。通称ハチロクと呼ばれ、ユーザーやショップが同車のチューニングやカスタマイズを楽しみ、今日では名車と評されるまでに育ったスポーツカー。

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