【銘柄診断】翻訳センターは今3月期増額だがなお上乗せに余力、波動転換狙う

2011年11月27日 09:16

  翻訳センター <2483> は、震災後はもみ合い場面を続けていたが、好業績を背景にここにきて浮揚力が高まりつつある。

  主要顧客である特許事務所からの受注増が続き、医薬分野もメガファーマから獲得した新薬申請資料や治験関連資料など大型案件を獲得、工業分野も通信企業やコンテンツ関連企業の受注が伸びるなど、全部門に渡り好調。

  このため、今2012年3月期は9月中間決算で営業利益1億5000万円と前年同期比42.1%増を確保。今3月期通期の営業利益は従来の2億8000万円から3億5000万円(前期比25.1%増)へ上方修正されている。中間期までの好調な受注の流れを見ると、慎重に見ている後半の収益は再び増額修正の可能性が強いと思われる。

  高配当実施銘柄で配当利回りは4%にも達する。高利回り狙いの買いを引きつけながら、今3月期の増額動向をにらみ上昇波動転換のタイミングを見計らう展開が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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