【銘柄診断】三菱UFJフィナンシャル・グループの投資指標は割安水準に届く
2011年11月24日 15:32
三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> は24日、5円安の319円まで下げて年初来安値を更新している。
債券の売買益、与信費用の低下などで今2012年3月期の9月中間決算では純利益は6961億円と前年同期比95%の大幅増益を達成した。つれて通期の見通しも6000億円から9000億円(前期5830億円)に大幅に上方修正された。中間決算での進捗率は77%にも達しており、増額修正もなおかなりの余裕を残した数字と思われる。
従ってここへきての株価下げはギリシャを震源地とする欧州ソブリン危機のあおりを受けたものと言える。ただ、欧州財務危機で欧州系の銀行が苦境に陥っているが、それは逆に日本のメガバンクにとっては有利な状況と言える。海外志向を強める同行にとっても成長へのチャンスを迎えているとの見方も可能だ。配当利回り3.7%、PBR0.5倍は余りにも割安な水準だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・オーイズミは「カジノ絡みで逮捕」が相場冷やすが持ち直す(2011/11/24)
・【銘柄診断】三栄建築設計は変わらずも権利付最終日を前に株式分割取りに再考余地(2011/11/24)
・電子書籍関連銘柄特集(2)=電子書籍本格普及へのカギは?(2011/05/10)
・【太陽光発電関連特集1】電力会社からの送電依存度を減らす小規模分散型電源(2011/07/20)