【銘柄診断】三栄建築設計は変わらずも権利付最終日を前に株式分割取りに再考余地

2011年11月24日 14:16

  三栄建築設計 <3228> は24日、22日終値に対して変わらずの1280円で寄り付き、9月27日につけた東証2部上場来安値1241円水準での小動きが続いている。11月8日に発表した株式分割の権利付最終日が、明25日に迫っているが反応薄となっているが、この安値は分割権利取りに再考余地がありそうだ。

  株式分割は、投資単位当たりの金額を引き下げ株式流動性を高めて投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることを目的にしており、11月30日を基準日に1株を2株に分割する。

  同社株は、今年8月4日に名証セントレックスから東証2部・名証2部に新規上場され、東証2部では上場後高値1415円から同安値1241円まで調整したが、株式分割発表で今8月期業績を見直し、通期純利益が、33億200万円(前期比22%増)と連続過去最高更新することをテコに底上げした。PERは3倍台と超割安で、権利落ち後の値幅効果も期待されるところで、明日まで2日間、権利取りに再考余地がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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