【銘柄診断】イオンは事業構造の改革が進展、今2月期はピーク利益を見込む

2011年11月23日 17:00

  イオン <8267> は10月11日に1099円まで買い上げられ年初来高値を更新、震災に伴う消費停滞懸念を完全に克服してきた。震災による大きな被害を受けた地域におけるより早い復興を願い、経営資源を集中させるとともに、一方で、中長期的な成長ステージに向けたグループの事業構造改革をより一層推し進めている。

  このため今2012年2月期の8月中間決算は営業利益764億2400万円と前年同期比22.9%増を達成した。つれて今2月期通期の見通しも従来の1750億円から1950~2050億円に上方修正、会社側が収益性改善に自身を持っていることを示した。

  また中四国の有力食品スーパーマルナカグループを10月5日に買収、今期への寄与は一部にとどまるが、来2013年2月期はフルに戦力化してくるため、来期についても続伸が有力視される。今2月期の営業利益は2007年2月期の1897億円を上回りピーク利益更新となる。株価も新ステージでの展開となりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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