【銘柄診断】ランドは分譲マンション、シニア事業の拡大で業績回復路線を狙う
2011年11月23日 16:53
ランド <8918> は10月17日に年初来高値33円まで急騰したが、人気は続かずその後は調整色を強め、ここへきては上昇前の水準にまで下げてきている。
10月13日に今2012年2月期の8月中間決算が営業利益2億9900万円(前年同期8000万円)と大幅に好転したことが見直されたもの。レジデンシャル事業の契約が順調に推移しているほか、運営中のシニア事業における各施設の入居率が想定以上に堅調なことが要因。
そのため、今2月期通期についても営業利益は従来の4億円から7億8000万円(前期13億3200万円の損失)に大幅に増額された。ただ、それでも利益水準が低いことはいかんともし難く、それが上昇相場の短命につながったと言える。
継続企業の前提に関する注記が付されているが、業績拡大へ向けてのポイントになる分譲マンションの開発やシニア住宅の開設には開発資金が必要。その資金獲得の流れがまだはっきりしていないだけに、そうした状況の推移を見守らざるを得ないだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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