【銘柄診断】エルピーダメモリはタイの洪水によるDRAM価格の再低下が響く
2011年11月23日 12:09
エルピーダメモリ <6665> は10月末までは底値固めの動きを見せていたが、ここへきて底割れの動きとなり調整色を強めている。
PC(パソコン)向けDRAMの需要低迷による販売価格の下落及び円高の影響により、今2012年3月期9月中間決算は営業損失が485億円の損失(前年同期は678億円の黒字)に見舞われた。ただ、こうした事態については、株価は既に織り込み済み。DRAM需要は秋以降に反転すると見られていた。それが、タイの大規模洪水がDRAMの需要減に追い打ちをかけ、市況もさらに悪化していることがここへきての株価下げの要因。
スマートフォンやタブレットPCなどモバイル機器の需要増にあわせ、プレミアDRAMに注力しているほか、パソコン需要についても、来年は回復に転じるとの見方も強く、株価も次第に落ち着きを取り戻すものと思われる。0.3倍台にまで下げてきたPBRもそれなりに下値に歯止めをかける要素だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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