【今日の言葉】『日本取引所グループ設立へ』=東証と大証が経営統合

2011年11月23日 11:17

  『日本取引所グループ設立へ』=東京証券取引所グループと大阪証券取引所が経営統合して2013年1月に新会社「日本取引所グループ」を設立すると11月22日(火)両社が発表した。

  東証は、前身である東京株式取引所が明治11年(1878年)に売買立会を始めたことに始まり、平成19年に株式会社「東京証券取引所グループ」へ。大阪証券取引所も明治11年に大阪株式取引所として売買開始、東証より早く平成13年(2001年)に株式会社「大阪証券取引所」となった。

  大阪証券取引所 <8697> は、自らが運営するジャスダックに2004年に上場、証券コード8697を持ち、2006年に株式3分割前権利付で194万円の高値がある。22日(火)の終値は42万1000円。東証に対しては株式上場を望む声は強かったものの実現していない。むしろ、最近のマーケットの低迷で上場は遠のく心配さえもたれていた。

  東証が大証の株式を1株48万円で公開買付(TOB)することで新会社を実現させる。現在、日本には札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5つの取引所がある。東証と大阪取引所は「株式会社」のため、両社が統合すれば独占的な強い立場となることから、独占禁止法の問題をクリアする必要がある。国民の共有財産である証券マーケットを支える公益性が議論のポイントになるものとみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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