【銘柄診断】イエローハットは冬用タイヤの需要期入りで最高純益を再評価し連日の高値

2011年11月21日 17:20

　　イエローハット <9882> は２１日、１０８円高の１３１４円まで上げて９７円高の１３０３円と３日続伸し、連日の年初来高値更新となった。

　　寒気の強まりとともに積雪情報が伝えられたことからスノータイヤなどの冬用タイヤの販売増思惑が高まっており、すでに２回上方修正され、連続して過去最高純利益を更新する今３月期の好業績や期末配当の増配を見直し割安修正買いが増勢となった。

　　また、本日（２１日）同社株を出光興産 <5019> が一部取得する提携協議を発表した。

　　同社の今期業績は、今年８月、１１月と上方修正が続き、純利益は、期初予想の２９億７４００万円から４５億２００万円（前期比５４％増）まで大幅に引き上げ、前期の過去最高を連続更新する。

　　東日本大震災関連の復旧・復興需要に加えて地上デジタル放送移行に伴う地デジチューナーが好調に推移したことなどが要因となった。

　　つれて配当も、期末配当を期初予想の１０円から１２円に引き上げ、年間２２円（前期実績１８円）と連続増配幅を拡大する。

　　株価は、８月の業績増額で１１２５円高値まで２００円高、往って来いの下値調整から、再上方修正で前回の高値を抜いて年初来高値追いとなった。ＰＥＲ６倍台、ＰＢＲ０．８倍の割安修正で上値拡大運動が続こう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）