【銘柄診断】メッセージは好業績の織り込みは一巡、来年の介護報酬改定に注目
2011年11月18日 16:32
メッセージ <2400> は３月１４日の１８万５０００円をボトムに強い出直り相場に転じ、８月１５日の２８万９５００円までぐんぐん水準を切り上げた。増益基調が続く業績を評価した流れである。
今２０１２年３月期の９月中間決算は営業利益３０億９１００万円と前年同期比２０．３％増益を確保した。有料老人ホームのアミーユを新たに開設したほか、サービス付き高齢者向け住宅のＣアミーユの入居率が９月末で９１．９％まで上昇したことなどが好業績の要因。
今３月期通期についても営業利益６３億円と前期比１１．５％の増益が見込まれている。ただ、こうした好業績発表は株価の見直しにつながらず、株価には既に織り込み済みと思われる。老人ホームの建設増加で業界内の競争が強まっており、必ずしも老人ホーム新設がすぐに業績向上に結びつく状況ではなくなっているようだ。
材料的には２０１２年の介護報酬改定の動きが注目されるところで、報酬がプラス改定となるようだと、業績には大きなプラス材料となる。介護報酬の審議の行方が注目される。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）
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