旅行者にとって最もリーズナブルな都市はバンコク、東京はワースト4位

2011年11月18日 10:38

 世界最大の旅行クチコミサイト「TripAdvisor」の日本法人であるトリップアドバイザー株式会社(本社:東京都渋谷区)は、外国人観光客数の多い世界50都市における旅行者の出費を比較調査した「旅行者物価指数(トリップインデックス)」を発表した。調査の結果、旅行者の財布に最も優しいリーズナブルな都市にバンコク、旅行者の財布に最も厳しい都市にはパリ(フランス)が選ばれた。東京はワースト4位(47位)という結果になった。

 同ランキングは、旅行者の1日の出費を、交通費(タクシーの走行距離5マイル/約8キロ分)、食費(Lサイズのチーズピザ)、宿泊費(4つ星クラスのホテル1泊)、飲酒(トップクラスホテルのバーでのドライマティーニ1杯)でモデル化し、外国人観光客の多い世界50都市で条件を揃えて調査し比較したもの。

 この結果、旅行者物価の最も安い都市はバンコクの111.99USドル(約8650円)、次いで北京の120.12USドル(約9277円)、3位はエジプトのシャルム・エル・シェイクで128.24USドル(約9905円)という結果になった。

 一方、最も旅行者物価の高い都市はダントツでパリの431.43USドル(約3万3324円)に。2位はチューリッヒの379.62USドル(約2万9322円)、3位はロンドンの373.79USドル(約2万8872円)という結果になった。最も高いパリはバンコクの3.8倍もの費用がかかる計算となる。

 東京は371.98USドル(約2万8732円)と世界のワースト4位(47位)で、アジアでは最も旅行者物価の高い都市という結果だった。日本の旅行者物価の項目別のランキングでは、ピザがワースト1位、タクシーとマティーニがワースト2位、 宿泊費は相対的にやや安くワースト8位という結果になった。

 旅行者物価の安い国トップ10は、1位:バンコク/タイ 2位:北京/中国 3位:シャルム・エル・シェイク/エジプト 4位:クアラルンプール/マレーシア 5位:ソフィア/ブルガリア 6位:プダペスト/ハンガリー 7位:オークランド/ニュージーランド 8位:マラケシュ/モロッコ 9位:ワルシャワ/ポーランド 10位:ドバイ/アラブ首長国連邦。

 旅行者物価の高い国ワースト10は、1位:パリ/フランス  2位:チューリッヒ/スイス  3位:ロンドン/イギリス 4位:東京/日本 5位:ニューヨークシティ/アメリカ合衆国 6位:リオデジャネイロ/ブラジル  7位:モスクワ/ロシア 8位:キエフ/ウクライナ 9位:アムステルダム/オランダ 10位:ストックホルム/スウェーデン。

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