【銘柄診断】明星電気は第一弾の増額買い一巡、値固めしながら再度の修正待ち

2011年11月16日 19:28

  明星電気 <6709> は3月15日の安値50円をボトムに4月4日に90円の年初来高値まで一気に駆け上がった。震災復興対策で地震計や津波観測装置など気象庁向けの需要増が期待できるとして、震災関連株として買い人気を集めたもの。しかし、今2012年3月期の見通しについて、営業利益8億2000万円(前期8億200万円)とほぼ横ばいの見通しが明らかになり、4月高値以後はもみ合い場面に終始していた。

  当初の業績予想の段階では未確定だった震災復興対策、補正予算執行に伴い地震計や津波観測装置の復旧整備など気象庁関連事業が具体的になってきたとし、今3月期第1四半期決算発表時に今3月期の営業利益を14億4000万円へ大幅に上方修正した。それを先取りして株価は6月24日に105円までさらに買い上げられる展開となった。

  ただ9月中間決算発表に際しては通期の営業利益は据え置きとなり、買い気がやや後退した。それでも株価は底堅さを保っており、再度の増額修正でもあれば買い直される状況にあるようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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