【銘柄診断】タビオは節電株人気を高めV字回復業績・増配の見直しへ

2011年11月16日 19:00

  タビオ <2668> は16日、前日比変わらずの679円だった。北海道・東北地方の初雪が伝えられるなど冬本番を前に、冬場の節電関連人気を高めており、今年10月の今2月通期業績の上方修正・V字回復、期末配当の増配も見直され割安修正買いが下値に続いている。

  同社の今期業績は、東日本大震災の影響が想定より軽微にとどまり、足元の秋冬物も堅調に推移しているとして上方修正され、純利益は期初予想より1億9700万円引き上げられ、3億300万円(前期比2.1倍)と大きく増益転換する。

  配当は、期初に前期実績の30円から15円への減配を予想したが、20円に増配、減配幅を縮める。

  株価は、今期第1四半期の好決算をテコに年初来高値742円まで買い進まれ、その後、2Q累計業績、2月通期業績と業績上方修正が続いたが上値が伸びず、700円台を出没した。PER15倍台、配当利回り2.9%の割安修正で高値へのキャッチアップを強めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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