【銘柄診断】J.フロントは月次売上高連続プラス、大丸梅田店は増床効果で2倍
2011年11月16日 18:58
J.フロント リテイリング <3086> は16日、5円安の328円と5日続落した。15日大引け後に発表した今年10月度の月次売上高が、連続してプラスとなり、とくに大丸梅田店が増床効果で2倍と伸びたが、さえない動きだった。
10月月次売上高は、百貨店業が前年同月比2.8%増、卸売業が同17.1%増と続伸して、スーパーマケット業、その他事業のマイナスを埋め、連結合計で2.4%増となった。大丸梅田店が2.0倍となったほか、婦人用コート、ニット、紳士用ウォームビズなどの秋冬物のファッション衣料雑貨が活発に動いたことが要因となった。今8月期9~10月累計でも、百貨店業は1.9%増、連結合計は1.4%増となった。
株価は、今年9月の今2月期業績の再上方修正で371円の戻り高値をつけたが、2Q累計業績の発表で材料出尽くし感を強めて往って来いとなった。PER評価では割高だが、PBRは0.5倍と割り負けており、シーズン・ストック人気も加わりリバウンド幅拡大を支援しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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