「神舟8号」、「天宮1号」と2回目のドッキング試験
2011年11月15日 14:45
中国国家航天局(CNSA)は11月14日、無人宇宙船「神舟8号」と中国初のドッキング目標機「天宮1号」との2回目のドッキング試験を行った。
北京時間11月14日19時24分(日本時間20時24分)、北京宇宙飛行管制センター(BACC)からコマンドが送信され、「天宮1号」にドッキングしていた「神舟8号」が切り離された。「神舟8号」は「天宮1号」の後方140m地点まで後退し、停止した後、再び接近して、北京時間11月14日20時(日本時間21時)、2回目のドッキングを成功させた。
今回のドッキング試験では太陽が当たる地域で実施され、太陽光下での作業への影響などが調べられた。また、「天宮1号」からの撮影も行われ、切り離しと再ドッキングの様子も北京宇宙飛行管制センターに届けられた。
なお、CNSAは今後、「神舟8号」の切り離し及び帰還の準備を進める。「神舟8号」は11月16日にドッキングを解除し、11月17日に地上に帰還する予定となっている。
■天宮一号与神舟八号第二次交会対接試験獲得成功
http://www.cmse.gov.cn/news/show.php?itemid=2025
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