【銘柄診断】豆蔵OSホールディングス業績好調も株価は織り込み済みの見方に

2011年11月15日 18:55

  豆蔵OSホールディングス <3756> は、震災後は思うような戻りを演じることも無く、次第に調整色を強める足取り。結局は2月21日の年初来高値25万800円をピークとする下降トレンドがなお続いていることを示している。一般事業法人向けのシステム再構築が好調。ソフトウエア投資を積極的に再開する企業が散見され始め、そうした需要を順調に取り込んでいる。

  また、インターネットを利用した多様なコンテンツサービスが急速に展開されているが、著作権保護技術の重要性がクローズアップされる中、いち早く著作権保護技術を確立した同社は有利な地位を保っている。そのため、今2012年3月期の営業利益は4億7000万円から5億1000万円(前期3億6800万円)に増額修正された。

  しかし株価はそうした好業績に無反応、業績好調もそれでは不十分との市場の見方が反映されている。となるとPER11倍の株価の立ち位置は必ずしも割安ではないものになってくる。調整気味の相場が続きそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
ラオックスが中国本土で2年後30店の本格展開めざし子会社設立(2011/11/15)
日新製鋼と日本金属工業が12年10月メドに経営統合(2011/11/15)
【注目の決算発表】第一生命は最安値水準から2Q下方修正業績発表で急続伸(2011/11/15)
【話題株】オリンパス明日もストップ高なら「制限値幅」拡大の可能性(2011/11/15)

関連記事

最新記事