【銘柄診断】不動テトラは後半にかけ業績急回復。復興需要本格化で来期も続伸

2011年11月14日 22:30

  不動テトラ <1813> は復興関連人気に乗り3月24日に年初来高値243円まで買われた後整理に入り、2段下げを演じて8月9日に114円の底値を付けた。現在はそこから一段水準を引き戻した水準での値固め場面。

  今2012年3月期9月中間決算は営業利益が10億3700万円の損失(前年同期は9億6600万円の損失)と低調な決算。土木事業は公共事業の発注遅れから受注高が大幅に減少したが、売上げは前期並みを確保した。地盤改良事業は受注が前期並みを確保したが、手持ち工事の着工遅れから売上げは大幅にダウンした。

  今3月期通期については、営業利益16億5000万円(前期8600万円)の急回復決算が見込まれている。第3次補正予算の成立が近づきいよいよ復興需要が本格化するスケジュールにあり、今期後半の好業績は来期にも引き継がれる方向が予想される。

  信用買い残もピークの8月には3000万株を超えていたが、直近では2100万株台へ減少、需給の重みも解消されつつある。来期につながる環境好転を前向きに評価して、再び戻りを指向するパターンが想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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