Warner Bros.、権利を持っていないファイルの削除をHotfileに要請していたと認める
2011年11月13日 13:58
Warner Bros.は、自社が権利を持っていないファイルの削除をHotfileに要求していたことを認めたという(TorrentFreakの記事、本家/.)。
以前のストーリーで紹介されているが、ハリウッドの映画スタジオはHotfileなどのファイルホスティングサービス5社を著作権侵害などを理由に提訴している。これに対してHotfileは9月、Warner Bros.による詐欺や不正行為があったとして逆に提訴していた。Hotfileによると、Warner Bros.はHotfileが提供している自動削除要請ツールを使用して、同社の権利が及ばないゲームのデモやオープンソースソフトウェアの削除を要請していたという。誤った要請があったことをHotfileが通知した後も、同様の削除要請は続いていたとのこと。
Warner Bros.によると、映画のタイトルをキーワードとして検索し、ヒットしたファイルの内容を確認せずに削除要求を行っていたのだという。映画「The Box」(2009年)をキーワードとして検索した際には、大量にヒットした無関係なファイルが削除されたという。ただし、すべての削除要請が意図しないものではなかったようで、オープンソースのダウンロードツールに関しては海賊版のダウンロードに使われるからという理由で削除要請したという。なお、Warner Bros.は、削除されたファイルのほとんどが権利者の許可を受けずにアップロードされたものであり、Hotfleは訴えを取り下げるべきだとも主張しているそうだ。 スラッシュドットのコメントを読む | 映画 | YRO | 法廷 | mainpage | 著作権 | アメリカ合衆国
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