【銘柄診断】戸田工業は下降トレンドに終止符、戻り相場へのきっかけを待つ
2011年11月13日 16:56
戸田工業 <4100> は、震災後は6月20日の843円、7月20日の845円でダブルトップ形成となり、そこからの整理局面。ただ、業績は前2011年3月期からの好転を受け継いでいる。
今2012年3月期の業績については9月中間決算の営業利益が従来の14億円から17億5500万円(前年同期11億8000万円)に引き上げられた。リチウムイオン電池正極材料等の電子素材の販売が増加したことが背景で、市場が期待していたリチウム電池材料を原動力とする業績向上のシナリオどおりに進んでいる。
9月中間決算増額にも関わらず今3月期通期の営業利益30億円(前期27億4100万円)については見通し据え置きとなっている。9月中間期の状況を引き継げば当然今3月期増額が有力なほか、リチウム電池の成長推移を踏まえると、来2013年3月期も続伸の方向が考えられる。
株価は10月5日の551円で底入れの兆候を強めており、何か材料が浮上すれば、戻り相場に勢いを付ける場面が想定されそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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