【銘柄診断】ミズノはランニングシューズ好調で今期増額修正、着実な訂正高も
2011年11月11日 22:15
ミズノ <8022> は3月15日の年初来安値290円から着実な水準切り上げに動き、9月30日に403円と震災前の水準を取り戻したが、そこからは戻り待ちの売り物に押され、もみ合い展開。
今2012年3月期9月中間決算の営業利益は期初見込みの30億円に対し43億5900万円(前年同期41億2200万円)と大幅上振れ着地となった。東日本大震災による影響が当初の見込みより限定的だったほか、日本国内で主力のランニングシューズの売上が計画に比べ好調に推移したことが背景。つれて今3月期通期の営業利益も従来の44億円から50億円(前期45億9800万円)に修正された。
営業利益は9月中間決算で13億5900万の上振れとなったのに対し、通期の増額幅は6億円に留まっており、やや積み残し感が強く、先行きは増額修正が考えられるところ。ただ株価的にはPERは18倍台にまで買い進まれ、それなりに高い評価を得ている。PBRは0.6倍と割安なので訂正高の余地はあるが、インパクトのある材料に欠けるだけに、戻りは少しずつということになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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