【銘柄診断】象印マホービンは目先底に届き反騰の機を待つ、好調な業績が支え
2011年11月11日 10:28
象印マホービン <7965> は震災後の3月14日に172円の年初来安値に売り込まれたが、そこからの失地回復相場は順調で7月26日に275円の年初来高値を示現。
目先筋の利食い先行の動きに8月9日に219円まで一呼吸入れた後、再び買い直され8月17日には一段高い310円の水準に達した。現在はそこからの調整局面だが、押し目買いに粘り腰を発揮し底堅い動き。
魔法瓶構造のステンレスサーバーを採用したコーヒーメーカーの投入、あるいはステンレスマグ、ステンレスクールボトルなどのモデルチェンジが奏功。今2011年11月期第3四半期の累計決算では営業利益31億7000万円(前年同期13億8800万円)の好調な決算となった。それにも関わらず今11月期の営業利益34億円は据え置かれており、抑え込んだ予想であることは明白。
アナリスト筋は今11月期の増額修正、来2012年11月期の続伸を想定する声が強い。PBRは0.4倍と絶対的な割安さがあり、利益続伸の見通しの中でPER9倍台も割安に映る。値固めをしながら反騰の機をうかがうことになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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