NASA、地球近傍小惑星「2005 YU55」を撮影

2011年11月10日 10:45

 米航空宇宙局(NASA)は11月8日、電波望遠鏡によって撮影した地球近傍小惑星「2005 YU55」の動画を公開した。

 「2005 YU55」は丸い球状で、直径約400メートルの小惑星。アメリカ東部標準時間11月8日18時28分(日本時間11月9日8時28分)に月よりも近く、地球からわずか32万4600kmの距離まで接近した。

 この動画は「2005 YU55」が接近する直前、11月7日にディープスペースネットワークのゴールドストーン局によるレーダー観測で撮影された画像を組み合わせたもの。「2005 YU55」までの距離は約138万kmで、解像度は1ピクセルあたり4m。

 「私たちはこれまで、2005 YU55の表面の2分の1未満を観測しましたので、より多くの発見を期待したいです」

 今回の観測について、ジェット推進研究所(JPL)のランス・ベナー(Lance Benner)氏はこのように述べた。

 NASAは地球近傍天体(NEO)を監視しており、次に大きな小惑星が地球に接近するのは2028年頃だという。

 写真=NASA。

 ■NASA Releases Radar Movie of Asteroid 2005 YU55
http://www.nasa.gov/mission_pages/asteroids/news/yu55-20111108.html

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