三越伊勢丹HD、小型店舗事業を開始 ルミネ新宿や羽田空港に来春オープン

2011年11月10日 15:07

 三越伊勢丹ホールディングスは10日、顧客との接点拡大に向けた「新規小型店舗事業」を開始すると発表した。

 三越伊勢丹グループでは、“顧客接点の拡大と充実”を基本戦略として掲げ、同社の持つ基盤と資源を最大限活用し、顧客にとって利便性が高く、かつ、新たな収益基盤につながる新業態の開発を進めてきた。
 
 今回、その具体的な施策として、2012年春に、2つの新しいコンセプトに基づくショップを立ち上げるとともに、2012年夏には食品スーパーマーケット事業において新店を出店する。これらの事業を同社の強みを最大限活かした百貨店ならではの新規業態・販売チャネルと位置付け、次への成長に繋げていく。

 具体的には、高級化粧品や自然派化粧品の分野に圧倒的な強みをもつ伊勢丹新宿本店のノウハウを活かした、ラグジュアリーブランドとナチュラルコスメの編集ショップ事業を立ち上げる。2012年春に、同事業の1号店をルミネ新宿に出店する予定。以降も、駅ビル中心に外部商業施設内に展開を拡大する。

 また、同じく2012年春に、空港内店舗事業として、東京の空の玄関口・羽田空港国内線旅客ターミナルビル内に、紳士雑貨とフーズギフト及びビジネスマン向けサービスを中心とした小規模店舗を展開する。今後も業務委託パートナーである日本空港ビルデング株式会社との長期的な取り組みを検討していく。

 さらに、スーパーマーケット事業の出店再開を目指し、2012年夏に、上質食品スーパーマーケット「クイーンズ伊勢丹」の3年ぶりの新店となる「ふじみ野店」(埼玉県ふじみ野市)をオープンする。今後も既存店の活性化と図るとともに、店舗展開を拡大していく。

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