ホンダ、東京モーターショーに次世代電動モビリティーコンセプト7モデルを出展

2011年11月10日 14:23

 ホンダは10日、「第42回東京モーターショー2011」に、コンセプトモデルを含む二輪車、四輪車および汎用製品などの展示物を出展すると発表した。

 今回は、「にんげんの気持ちいいってなんだろう」をブースコンセプトに、パーソナルモビリティーを広く世の中に提供していく企業として、ホンダが思い描く、ドキドキ、ワクワクする未来のモビリティーライフを提案。移動を気軽に楽しめる未来都市型の二輪、三輪、四輪コミューターをはじめ、移動をもっと自由に、豊かに、楽しくする中・長距離型コミューター、運転する楽しさを追求するスポーツ系モデルなど、次世代電動モビリティーコンセプト7モデルを出展する。

 そのほか、四輪車は、空間のゆとりを創造した新たな軽乗用車シリーズ「N CONCEPT」を展示し、その第一弾モデルとなる「N BOX」を発表する。二輪車は、新開発のグローバル700ccエンジンを搭載した「NC700S」、「INTEGRA」、「NC700X」や日常での扱いやすさとオフロードでの楽しさを両立した「CRF250L」などの市販予定車を含む各種モデルを出展する。

 また、同会場内で行われる一般社団法人日本自動車工業会主催の「SMART MOBILITY CITY 2011」では、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」、電動二輪車「EV-neo」、電動カート「EVモンパル」、ホンダが独自に開発した「ガスエンジンコージェネレーションユニット」や「太陽光発電システム」などの組み合わせによる、家庭生活でのCO2低減を目指した「Hondaスマートホームシステム」の展示や、実証実験の取り組みなどを紹介する。

 電動モビリティーコンセプト7モデルのうち、四輪車の「AC-X」は、市街地走行から長距離移動まで、より快適な移動時間を楽しめる次世代プラグインハイブリッド車。アグレッシブな走りを楽しみたいときはエンジン走行モードを、リラックスしてくつろぎたいときは自動運転モードを選ぶことができ、移動の楽しみが広がる。

 「MICRO COMMUTER CONCEPT」は、人にとってより身近な存在となるマイクロサイズ未来都市型電動コミューター。人とモビリティーの新しいコミュニケーションの楽しさや、手軽なカスタマイズを楽しめるエクステリアなどを提案する。二輪研究所と四輪研究所とのコラボレーションにより、二輪EVコミューター「MOTOR COMPO」の搭載を可能にした。

 「スモールスポーツ EVコンセプト(仮称)」は、走る楽しみを最大限に具現化しながら、高い環境性能を備えた次世代EVスポーツモデル。

 また、二輪車の「MOTOR COMPO」は、二輪車の手軽で便利な機動性に加え、「乗らないときでも使える」ことを目指した、コンパクトなEVコミューター。「MICRO COMMUTER CONCEPT」にも搭載可能で着脱式の走行用バッテリーは、生活の中での電源としても活用できる。

 「E-CANOPY」は、ホンダ独自の三輪スクーターにEVシステムを搭載した静かで快適な次世代コミューター。パーソナルユースのみならず、ビルトイン可能なリアトランクの採用により、デリバリーなどビジネスユースにも活用できる。

 「RC-E」は、スーパースポーツバイクをEV化し、走りの歓びを追求した。250ccクラスのコンパクトな車体サイズで、EVならではのトルクフルでスムーズな走りを楽しめる。

 また、汎用製品の「TOWNWALKER」は、シンプルさと軽快さを追求した、誰もが気軽に街中での移動を楽しめるタウンモビリティー。ステアリング部とシート部を折り畳めば、クルマに積んでの移動も簡単に行える。

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