中国の農地、1/10が重金属で汚染されている
2011年11月10日 03:58
capra 曰く、 中国の環境保護部は同国の122万km²に及ぶ農地の1/10が重金属やその他有害物質によって汚染されている実態を明らかにした(China.org.cn、本家/.)。
環境保護部のWan Bentai氏曰く近年多くの重金属汚染が見つかっているという。今年1月から2月だけでも9人の死亡を含む11件が見つかっており、環境保護部としては今後重金属汚染対策を緊急に進めて行く方針を固めているとのこと。
中国では急激な工業化が進み、法律や規制が守られることなく鉛や水銀、カドミウムなどが大気や排水に放出されてるとのこと。例えば安い電池を量産し村ごと鉛に汚染されている場所も複数みつかっているが、Human Rights Watchによると中国では汚染の事実すら認めてもらえず人々は治療も受けられず放置されているという。報告によると血液検査も工場に近い半径でしか実施されず、その結果も疑問が残るものであったり、被害者およびその家族には伝えられなかったりするという。治療を要する子供にも処置は施されず、林檎や生姜、卵や牛乳の摂取といった食事指導がなされるだけだったりするとのことだ。
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