三菱商事、南米チリでサケの養殖事業に本格参入 現地企業を約100億円で買収

2011年11月9日 18:18

 三菱商事は9日、同社子会社である在チリ国Southern Cross Seafood S.A.社(以下、SCS社)を通じ、同国鮭鱒養殖会社であるSalmones Humboldt S.A.社(以下、SH社)を買収し、チリ国における鮭鱒養殖事業に本格的に参入すると発表した。融資金含む買収総額は、約1億2,500万ドル(約100億円)。

 SH社は最新の淡水養殖施設、海面養殖施設、及び加工場等、フルインテグレートされた約2万トン/年の養殖が可能な鮭鱒の養殖資産を保有している。三菱商事は、既存の養殖業者からの買付とSCS社が保有する約1万トン/年の養殖能力とあわせて、日本や欧米市場、更には成長著しい中国、東南アジア、ブラジル等の新興国市場向けに養殖鮭鱒の安定供給体制の構築を図る予定。

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