【銘柄診断】エービーシー・マートは後半やや足踏みスタート、業績ウオッチへ

2011年11月9日 17:27

  エービーシー・マート <2670> は震災後に戻り相場を演じたが、高値は6月10日の3380円にとどまり、3月11日の年初来高値3390円に後一歩及ばない展開。

  今2012年2月期の8月中間決算は営業利益が139億4200万円と前年同期比7.7%増の決算となった。テレビCMなどの販促効果に加え、復興需要も取り込み、国内既存店売上高は同5.1%増加した。そうした好調を受け今2月期業績について、営業利益を283億円から285億5000万円に小幅増額した。

  ただ後半のスタートとなる9月の売上げは前年同月比1.6%増、10月は同2.5%減少と、好調だった夏場と比べると足踏み状態にある。国内では来春、韓国でも大型旗艦店を出店し、ブランドイメージ向上を図るが、業績好調についてはかなりの部分が業績に織り込み済み。よっぽどの増額でもないと株価の反応は乏しいものになりそう。株価指標面でも取り立てて割安なものは見当たらない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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