【銘柄診断】MARUWAは成長商品に経営資源を集中、中期的な増益基調を狙う
2011年11月9日 17:26
MARUWA <5344> は震災で一時下げたが、それが絶好のバネになったようで、6月9日の年初来高値3745円まで一気に買い進まれた。そこから微調整を入れ7月22日の高値3800円まで再度買い直された。典型的なダブルトップを形成したのだが、そこからの調整はごく軽微なものに留まり8月17日の2984円、9月26日の2921円、11月4日の3060円で逆三尊底入れパターンを形成、ここからは戻りが優勢になる可能性が強い。
中国をはじめとするアジアを中心としたデジタル機器が堅調な需要となり、今2012年3月期の営業利益は中間決算発表時に期初の35億6000万円から40億円(前期30億3500万円)に修正された。
同社は現在中期計画を推進中だが、温暖化対策・省エネルギー対策で注目されているハイブリッド自動車・電気自動車、風力発電、高速鉄道等のインバーターに使用されるパワーモジュール用セラミック基板、携帯電話の非接触通信機能を正確に作動させるための高機能携帯電話向けEMC対策部品、そして道路灯・街路灯等の高輝度照明機器に使用されるパワーLED向けのLEDセラミックモジュール基板が重点3品目。どれもが今後の成長に期待が大きい商品である。従って、来期以降についても好業績確保が有力視される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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