スズキ、東京モーターショーに「スイフト EVハイブリッド」など出展

2011年11月9日 13:15

 スズキは8日、第42回東京モーターショー2011への出品概要について発表した。スズキブースの出展テーマは、「小さなクルマ、大きな未来」とした。

 具体的には、軽量化と空力性能の追求により、低燃費・低排出ガスを実現した次世代グローバル・コンパクトカーの提案「REGINA(レジーナ)」、日常生活圏移動のための2人乗り超小型モビリティ「Q-Concept (キュー・コンセプト)」、電気自動車をベースに、発電用のエンジンを搭載した小型自動車「スイフト EVハイブリッド」、スイフトの走りのフラッグシップカー新型「スイフトスポーツ」を参考出品車として出展する。

 「REGINA(レジーナ)」は、徹底した軽量化と空力性能の追求により、軽自動車並みの重量(730kg)と従来モデルより10%以上のCd値向上を実現。それらにより、ハイブリッドカー並の燃費32km/L以上(JC08モード)、CO2排出量70g/km以下(欧州複合モード)という低排出ガスをガソリンエンジン車で実現した次世代のグローバル・コンパクトカー。

 「Q-Concept (キュー・コンセプト)」は、半径10km程度の生活圏の移動用として、既存の二輪と四輪の中間に位置付けられる全長2.5m、前後2人乗りの全く新しいカテゴリーのモビリティ。自動車に比べ小回りが利き、駐車場等のスペースをとらないこと、二輪車に比べてキャビンがあることから、自動車よりも乗りやすく、二輪車よりも気軽に快適に使えるモビリティとして、買物、通勤、通院、子供の送迎等日常生活での短距離移動に便利な乗り物を目指した。

 「スイフト EVハイブリッド」は、スズキ独自の開発による未来へつなげる環境対応車として、先代レンジ・エクステンダーを更に進化させた車種。日常使う範囲は充電した電力で走り、それ以上の距離を走る必要がある場合は発電用エンジンで発電しながら走ることができるため、安心して中・長距離の移動が可能。また、蓄電した電力だけで走るEVと比べ、小さいバッテリーを使用するため充電時間も短くでき、さらに軽量・省資源、低コストが可能となった。

 「スイフトスポーツ」は、“The sporty flagship”をコンセプトとして、基本性能を大幅に高めた新型「スイフト」をベースに、高出力エンジン、新トランスミッション(6MT、CVT)、剛性を高めたサスペンションを採用し、気持ちの良い走りと操る楽しさをさらに向上させた。走行性能を高めると同時に燃費性能と快適性、静粛性も大きく進化させた。

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