【銘柄診断】DCMホールディングスは震災需要を取り込み再増額が有力になる

2011年11月8日 18:46

  DCMホールディングス <3050> は震災関連株として人気を集め、7月15日に上昇一波の高値649円をつけ、10月7日には二波の高値730円を示現している。

  今2012年2月期の8月中間決算は営業利益が143億900万円と前年同期比49.7%増を確保した。東日本大震災直後のまとめ買い需要があったほか、地震対策商品の需要が急増。北海道・東北地盤のホーマックでは復旧・復興需要も取り込んだことが好業績の背景。

  つれて今2月期通期の営業利益も200億円(前期132億2000万円)に増額修正された。下期スタートの9月の既存店売上高(速報値)は前年同月比6%増を記録しているだけに、中間実績に比べ下期をかなり低めに見積もった通期見通しは再度増額が有力と思われる。

  株価は10月高値からの調整場面だが、PBRが0.7倍と割安感があるだけに下値不安は乏しい。ただ、10月高値で好業績はかなりの部分織り込んだニュアンスもあり、正式に増額が発表された場合でも、増額幅が市場予想を上回らないようだと、反応がごく軽微にとどまる公算もある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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