【銘柄診断】アートネイチャーは高利回りがアピール、押し目買い人気が強い

2011年11月8日 18:45

  アートネイチャー <7823> は高値圏で頑強な動きを続けている。震災直前3月9日に年初来高値854円を示現した。震災後安値705円から、8月1日に852円、一呼吸入れて9月1日に851円と、2度にわたり高値にチャレンジしたが、厚い壁に押し返されてしまった。

  チャート的にダブルトップ形成のパターンとなる推移だったが、その後の調整が深押しをすることなく下値を切り上げる展開で、なお新展開へのエネルギーを内包している足取り。配当利回りが6.0%という圧倒的な高利回りを誇り、下がれば押し目買いが流入している。

  主力のオーダーメードかつらで3月に男性用「HFLヌーダプレミアム」、女性用「ヌードファインプラス」を共に新商品として投入するとともに、新増毛「マープナチュレ」の販売開始などから、今2012年3月期中間決算は営業利益12臆5000万円(前年同期3億1500万円)の大幅増益を確保した。ただ、通期の営業利益19臆9200万円、前期比23.3%減益の見通しは据え置かれている。この慎重な見通しが増額で覆されるようだと、株価にインパクトを与える方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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