NEC、52型マルチタッチ・ディスプレイを採用した大型タブレット端末を発売

2011年11月8日 14:19

 NECは8日、パイオニアソリューションズと共同で開発した、マルチタッチ操作が可能な大型タブレット端末「X-info Table(クロスインフォテーブル)」の販売を開始すると発表した。価格はオープンで、出荷開始は2012年2月の予定。

 「X-info Table」は、対角約1.3m(52型)という大型で高精細(フルHD:1920×1080画素)のタッチパネル付きディスプレイをテーブルに組み込んだもの。10点までのマルチタッチ機能を搭載しているため、様々な文書や写真などを大きな画面に表示し、それらをタッチ操作により直感的に加工できるため、災害対策本部をはじめとする複数メンバーによる素早い情報収集・分析が必要な場に最適な製品となっている。

 また、インターネットやUSBメモリ、ネットワークで繋がった他のPC、タブレット端末やスマートフォン、付属スキャナでデジタル化した紙文書、デジタルカメラ(TransferJet対応のみ)など、様々な媒体の情報を取り込むことができるほか、地理空間情報システム(GIS)等との連携も可能(別売オプションが必要)。さらに、遠隔会議システム(別売オプション)を利用して、ネットワークを介して「X-info Table」同士を接続することができるため、遠隔地との情報共有も容易な仕様となっている。

 NECは「X-info Table」を政府・自治体、大学や研究機関、大手から中堅企業など、幅広い顧客への販売を目指す。

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