グーグル、「Google+ ページ」を提供開始 「Google+」が企業や団体も利用可能に
2011年11月8日 12:48
グーグルは8日、同社のSNSサービス「Google+」において、企業や団体も Google+ で情報を発信し、顧客やファンとつながることができるようになる新サービス「Google+ ページ」を本日提供開始したと発表した。
たとえば、「Google+ ページ」を持った企業や団体は、顧客やファンにサークルに追加してもらうことで、常に最新情報を届けることが可能となる。また、ビデオチャット機能であるハングアウトを使えば、実際にファンの顔を見て交流したり、意見を聞いたりすることができる。さらに、各ページに設置される +1 ボタンがファンによってクリックされると、その人とつながりのある友人などが Google で検索したときに、検索結果とともにそのページが +1 されたことが表示される。
「Google+ ページ」は、企業単位だけでなく、商品名やブランドごとに開設することができ、キャンペーンなどの際に役立てることも可能。
さらに、情報発信時のグループ分け機能であるサークルを活用すれば、相手の細かな興味に合わせてメッセージを発信することが可能。たとえば、同じ携帯電話のキャンペーンでも、“既存の顧客”サークルには「いつもありがとう特典」の情報、“新規見込み客”サークルには「今ならお得キャンペーン」の情報を送るなど、ひとつのページでターゲットごとにメッセージを発信することができる。また、“学生”というサークルを作成すれば、自社の活動に興味のある学生向けの情報発信にも役立てることができる。
一方、すでに Google+ を使用しているユーザーは、気になる製品、お気に入りのバンドのツアースケジュール、近所のスーパーの特売品など、あらゆるものの最新情報を「Google+ ページ」を通じて知ることができる。また、自分が趣味でやっている料理教室や草野球チームの「Google+ ページ」をつくって、友達や同じ趣味の人たちに活動を知らせることもできる。
すでに、朝日新聞、avex、産経デジタル、集英社、トヨタ自動車、ユニクロ、楽天市場をはじめとするいくつもの企業やブランドが「Google+ ページ」を開設、または開設予定。また、国外でも、スポーツチームやテレビ番組、人気のゲームなどがすでに参加している。
「Google+ ページ」を開設するには、個人で Google+ のアカウントを作成したうえで、「plus.google.com/pages/create」にアクセスすれば簡単に作ることができる。
また、本日から作成された「Google+ ページ」は、Google の検索結果に随時表示される。また、ダイレクトコネクトという新しい機能により、Google で検索するキーワードの先頭に「+」を付けるだけで、関連する「Google+ ページ」が表示される。
現在のところ、ダイレクトコネクトが機能するのは google.com での検索のみだが、近日中に google.co.jp でも使用できるようになる予定。また、現在は一部の企業やブランドのみ表示されるが、今後より多くのページに対応していくという。