【銘柄診断】ルネサスイーストンは環境好転が顕著、割安買い流入は時間の問題

2011年11月7日 19:01

  ルネサスイーストン <9995> は中段もみ合いを継続中。世界的な景気減速を背景に世界の半導体売上げは8月が前年同月比2.2%減と3ヵ月連続の減少となるなど、足元の需要は弱含んでいた。そのため、今2012年3月期9月中間決算は営業利益3億3700万円と前年同期比34%の減少に見舞われた。

  期初は震災に伴うサプライチェーン寸断の影響を考慮し営業利益は1億9000万円の見通しでスタートしており、結果的に大幅上振れとなった。

  4半期ベースの営業利益の推移を見ると、前2011年3月期第4四半期の7100万円をベースに今3月期第1四半期1億6200万円、第2四半期1億7400万円と顕著な回復トレンドを描いている。しかも9月の世界半導体売上高は前月比2.7%増となり、特に日本は4.2%増と高い伸びを示すなど、同社を取り巻く環境は先行きに期待を持てる状況となってきた。

  今3月期の営業利益の見通しは10億5000万円(前期比42.6%増)と期初の見通しが据え置かれている。

  株価は一足先に先行きの好転を強目に見るかたちで、見直し人気が高まる方向が予想される。PER6.8倍、PBR0.4倍に過ぎず、割安買いの流入は時間の問題と思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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