Apple、Mac App Store アプリでサンドボックスの利用が必須に
2011年11月7日 11:00
cheez 曰く、
OS X Lion ではサンドボックス機能が強化されているのだが (Ars Technica の記事、sandboxing の項目を参照) 、来年 3 月 1 日から Mac App Store に提出されるアプリケーションは、サンドボックス機能を利用して実装することが要求されるようだ (News and Announcements for Apple Developers の記事、The Unofficial Apple Weblog の記事、本家 /. 記事より) 。
サンドボックス機能を利用しアプリケーションがアクセスできるリソースを制限することは、悪意あるソフトウェアによる攻撃からユーザおよびシステムを守るのに有効であるとのこと。提出したアプリが Apple から認可される前に、そのアプリ自身のアプリケーションサポートフォルダ外のデータの読み書きをしたい場合には Apple への申請が必要となる。またハードウェアへの直接アクセス、アプリケーション自身が開始しなかったプロセスとのやりとり、スクリーンショットの撮影に関しても制限がかけられることとなる。この規約は本来今月から実施される予定であったが、数ヶ月延期された上での実施が決定したとのこと。
なお、既に App Store に掲載されているアプリケーションがサンドボックス利用のために再実装やテストが必要な場合、Apple へ申請すれば App Store での公開を一時的に許可してもらう事が可能だが、あくまで一時的な措置で、この措置は段階的に削除するとのこと。
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