【銘柄診断】極楽湯は再増額が有力だが利益水準低く、もみ合い継続パターン

2011年11月4日 18:48

  極楽湯 <2340> は震災後に169円まで大きく売り込まれ、その後短期的なリバウンドもあったが、基調的には整理色の強い展開が続いている。

  消費者のマインドは盛り上がりに欠ける状況が続いているが、心と体の「癒し」への欲求や「安・近・短」の身近なレジャーへのニーズの高まりが見られ、スーパー銭湯「極楽湯」を展開する同社にとってはフォローの状況。

  そのため、今2012年3月期の9月中間決算は営業利益1億2900万円(前年同期2600万円の損失)の大幅増益達成となった。期初は2600万円の損失見通しでスタートしただけに大幅な上振れである。同社を取り巻く環境は好転しているが、今3月期通期の営業利益1億8000万円(前2011年3月期前期1億5100万円)は据え置きとなった。

  ただ、9月中間決算時点の利益の進捗率は72%に達しており、いずれ利益上方修正となることが予想される。もっとも、それでも足元の利益水準の低さは否めない。底値圏でのもみ合い継続が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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