【銘柄診断】ニッポ電機は指標の割安さが顕著、LEDをけん引役に成長見込む

2011年11月4日 18:42

  ニッポ電機 <6657> は5月の年初来高値710円から6月21日の417円までの下げ。及びそこからリバウンドによる7月20日の591円高値から8月22日の352円までの下げで、チャートは2段下げを完了している。その後は値固め場面となっており、次の戻りを模索する状況だ。

  5月の年初来高値示現の背景はLEDの成長性を評価したものである。そのLED照明器具については、省電力化の流れを受け売上げが大幅に増加している。一時は東日本大震災による部材不足で建築化照明部門の案件が先送りされたが、現在は実態の回復が進んでいる模様。

  今2012年3月期は営業利益5億3000万円と前期比13.3%増が見込まれ、業績は2010年3月期をボトムに着実な回復路線に乗っている。蛍光灯照明器具の開発で培ってきたグループのノウハウを活かし、使い勝手の良い、高付加価値の直管型LED照明器具の開発を加速するなど、LEDが業績を牽引していく可能性が強い。PBR0.5倍、配当利回り4.3%と指標はことごとく割安だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
ディー・エヌ・エーはストップ安の後遺症あり上値重い(2011/11/04)
「事が大きくなった」オリンパス145円安、元社長NHKで発言(2011/11/04)
クラウドコンピューティング(cloud computing)関連銘柄一覧(2011/06/21)
【特集】(4)世界最大のSNS!『フェイスブック』登場で関連企業に注目(2011/02/18)

関連記事

最新記事