【銘柄診断】クリーク・アンド・リバー社は今期最高益へ、評価アップを迫る
2011年11月4日 18:38
クリーク・アンド・リバー社 <4763> は足元、底堅さを増す展開になっている。震災当日に年初来高値3万5200円を示現したが、3月17日には1万4万310円まで急落。そこから短期リバウンドを見せたが以後は売り物が優先する展開となり、8月9日の1万340円の年初来安値まで下降トレンドを続けていた。
6月29日に今2012年2月期8月中間決算の営業利益を1億円から1億5000万円(前年同期1億1800万円)へ大幅に増額。9月28日に再度8月中間期の営業利益を1億5000万円から4億円へ大幅に修正した。この時は今2月期通期についても営業利益を3億円から5億5000万円へ修正した。
ただ、これは中間期の増額分2億5000万円をそのまま上乗せしただけの修正。中間決算の進捗率は72%にも達しているだけに、増額の幅はいかにも不十分。それでも今2月期の営業利益5億5000万円は2009年2月の5億2200万円を上回る史上最高益。
クリエイティブ業界を始め、医療業界、IT・法曹・会計業界においては、社会環境の変化により、専門的な技術を有するプロフェッショナルに対するニーズは多様化の一途をたどっており、そうした需要を取り込んでいる同社の収益力は一段ステージがアップしつつある。株価も出遅れの修正が迫られそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・オリンパスは後場下げ止まるが決算発表を延期し薄氷相場続く(2011/11/04)
・イエローハットは増額修正を好感し一段ジリ高(2011/11/04)
・クラウドコンピューティング(cloud computing)関連銘柄一覧(2011/06/21)
・【特集】(4)世界最大のSNS!『フェイスブック』登場で関連企業に注目(2011/02/18)