「神舟8号」、「天宮1号」と初の無人ドッキング
2011年11月4日 10:15
11月1日に打ち上げられた無人宇宙船「神舟8号」は北京時間11月3日1時35分(日本時間2時35分)に、中国初のドッキング目標機「天宮1号」とドッキングした。
ドッキング作業は北京宇宙飛行管制センター(BACC)が見守る中、自動で行われ、その様子は中国中央テレビ(CCTV)でも中継された。
「神舟8号」は北京時間11月3日0時16分頃(日本時間1時16分頃)に「天宮1号」から約5km離れた距離まで接近し、そこから約1時間かけて接近作業が行われた。その後、「天宮1号」から400mまで接近し、カメラなどで確認した後、「天宮1号」とのドッキング作業が行われた。ドッキング作業は順調に行われ、15分間以内で完了した。
中国が宇宙空間でドッキング試験を行ったのは初めてで、アメリカ、ロシアに続き、宇宙空間でドッキング技術を持つ3番目の国となった。
なお、「神舟8号」と「天宮1号」はドッキングした状態で飛行し、11月14日に1度離れ、2回目のドッキング試験を行う予定。その後、「神舟8号」は11月16日にドッキングを解除し、11月17日に地上に帰還する予定になっているという。
■神八天宮対接全程集錦
http://news.cntv.cn/china/20111103/100164.shtml
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