【銘柄診断】大東建託は震災需要などで受注増が顕著、今期の業績増額先取りへ
2011年11月2日 19:05
大東建託 <1878> は震災後の3月15日に一時的に年初来安値5250円まで落ち込んだが、以後は着実な回復相場に転じ7月22日には7490円と、震災前の高値7180円を大きく上回った。その後、利食い人気が先行し8月9日の6470円まで短期的な調整を入れたが、そこからは押し目買い人気が先行する強調展開を引き継いでいる。
今2012年3月期9月中間決算は、震災の被災地エリアの完工(完成工事)高の増加などにより、営業利益395億4400万円と前年同期比18%増益を達成した。後半も好環境が継続するとの見方をしているが、7月20日に増額修正した営業利益800億円(前期比8%増)の見通しは、今回据え置かれた。
しかし、9月中間期の受注高は2962億円と前年同期比26%増の受注を確保しており、先行き増額に進む可能性が強いと思われる。今後への期待を前向きに取り込んでいることが株価強調の基本的な背景と言える。高値もみに煮詰まり感が出てきており、上放れにチャレンジの動きがありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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