【銘柄診断】ユアサ商事は調整に一巡感が台頭、好業績見直しの動きが流入も
2011年11月2日 19:04
ユアサ商事 <8074> は3月15日の55円を安値に反転相場に突入、震災前の高値113円をあっさり上抜き、5月10日には128円の高値を示現。そこから一呼吸入れ6月15日には137円までさらに値を上げた。
一呼吸入れて再び買い直しの動きに入ったが、勢い続かず結局7月11日の高値137円でダブルトップを形成、一相場終了のパターンとなり以後は調整局面。ただ、10月5日に101円の安値に売り込まれ、十分に下げたとの見方を呼び、戻り歩調となっている。
工業機械部門はアジア新興国市場を中心に自動車・自動二輪車・建設機械関連の需要が底堅く、北米市場の自動車関連も回復。建設機械部門も復興需要への期待などから震災復旧の発電機、仮設ハウス・トイレ、カッタ-などの小型建機が順調に推移。
今2012年3月期第1四半期は5億6700万円(前年同期2200万円)の大幅増益を確保。つれて今3月期通期の営業利益を52億円から59億円(前期48億9900万円)へごく小幅に増額修正した。PBRは0・8倍、PBRも6.5倍と割安が顕著で4日の決算発表を契機に再び好業績見直しの買いを呼び込む場面もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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