Linux Foundation、UEFI セキュアブートと Linux の共存に関する文書を公開

2011年11月2日 10:00

 headless 曰く、

 Linux Foundation は、UEFI セキュアブートと Linux との共存方法に関する PC メーカー向けの文書、「Making UEFI Secure Boot Work With Open Platforms」を公開した (The Linux Foundation のページより) 。また Red Hat と Canonical は連名で、ホワイトペーパー「UEFI Secure Boot Impact on Linux」を公開している (redhat.com の記事Network World の記事本家 /. 記事より) 。

  /.J 記事でも紹介されたが、Windows 8 ロゴプログラムでは最新の UEFI に搭載されているセキュアブート機能が必須とされており、セキュアブート環境では OS に署名して公開鍵をファームウェアに組み込む必要がある。そのため、Windows 8 プリインストールマシンでは他の OS を起動できない可能性が議論され、セキュアブート反対運動なども起こっている (/.J 記事) 。

 両文書ではセキュアブートのメリットとデメリットを紹介した上で、Linux などのオープンソース OS を実行できるようにするために推奨されるファームウェアの実装や設定について解説している。主な推奨事項としては、セキュアブートの有効 / 無効をユーザーが切り替えられるようにすること、ユーザーが容易に公開鍵を追加できるようにすること、ハードウェアを「セットアップ」モードで出荷し、最初の起動時にプリインストール OS が公開鍵をインストールする設定にすること、などが挙げられている。

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