Amazonが国内出版社に提案した電子書籍関連の契約書が話題に

2011年10月31日 11:51

ddc 曰く、 先日、アマゾンが年内に国内でも電子書籍事業を開始と日経で報じられたが(/.Jの記事)、その契約内容はAmazonに有利な条件になっている、という話があがっている(BLOGOSの記事)。

 BLOGOSの記事によると、出版社側の主な不満として「新刊だけでなく過去全ての書籍についてもアマゾン側が電子化する権利を認めること」、「売上の55%がアマゾンの取り分になること」、「著作権の管理を欧米式の出版社管理にすること」、「電子書籍の価格を紙より高くしないこと」等が上がっており、また先日の日経の記事についても、「アマゾンと出版社の交渉が進展しているかのような記述になっているが、実態は全く異なっている」と述べている。

 書籍の価格決定権などはアメリカでも話題になっていたが、著作権管理方式のように商習慣の違いにより問題となっているものもあるようだ。

 おそらく今後アマゾンと出版社の間で契約内容についての調整が進められていくのだろうが、十分な形での年内サービスの開始は難しいのかもしれない。

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