中国、「神舟8号」の打ち上げは明日6時58分

2011年10月31日 09:45

 中国の有人宇宙プロジェクトは10月31日、無人宇宙船「神舟8号」を載せた長征2号Fロケットの打ち上げについて、北京時間11月1日5時58分(日本時間6時58分)に実施すると正式に発表した。

 発表によると、10月29日に打ち上げリハーサルを実施し、北京の管制センターが指揮する中、地上システムの状況やチームワークなどが全て確認された。10月31日に燃料充填を行い、予定通り11月1日5時58分(日本時間6時58分)に打ち上げを実施するという。

 神舟は中国の有人宇宙船だが、「神舟8号」には様々な改良が加えられており、手動と自動によるドッキングが可能だという。今回は初のドッキング試験で、打ち上げられた「神舟8号」は「天宮1号」との接近試験(ランデブー)を行い、その後、遠隔操作による「天宮1号」への無人ドッキングを行う予定となっている。

 「天宮1号」は中国初のドッキング目標機で、重さ約8.5トン。9月29日に打ち上げられ、現在軌道上で安定に飛行している。中国は今後2年間かけて、有人宇宙船「神舟8号」、「神舟9号」、「神舟10号」を打ち上げ、「天宮1号」とのドッキング試験を行う予定。

 中国は現在、独自の宇宙ステーション計画を進めており、2015年までに「天宮2号」と「天宮3号」を打ち上げ、最終的に2020年までに中国初の宇宙ステーション「天宮」を完成させる計画となっている。

 ■神舟八号飛船将于11月1日5時58分発射
http://news.xinhuanet.com/politics/2011-10/31/c_122215372.htm

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