モスフードサービス、韓国「モスバーガー」初出店に向け現地合弁会社を設立
2011年10月27日 18:55
モスバーガーを展開するモスフードサービスは27日、韓国への「モスバーガー」初出店に向け、現地運営会社を設立したと発表した。2012年3月の1号店出店を目指し、以後5年間で30店舗程度を韓国国内に出店する計画。
運営会社は、「MOS BURGER KOREA Co., Ltd.(モスバーガーコリア社)」で、現地法人との合弁事業(同社の出資比率は30%)となる。合弁パートナーは、印刷、流通・小売から、オンライン求人サイトなども手がける複合企業グループの韓国メディアウィルグループ。同グループは、2005年から、台湾の点心レストラン「鼎泰豐(ディン タイ フォン)」の韓国国内でのチェーン運営も行っている。
モスフードサービスは、20年にわたるアジア・オセアニアへの出店拡大を進める中で、韓国を有力な市場として長年進出を検討してきた。ファストフード店舗がひしめく成熟市場であるため、慎重に市場分析を進めてきたが、今回、同チェーンの理念への理解と共感が深く、多業態を展開してシナジー効果も期待できるメディアウィルグループとの間で事業化が実現する運びとなった。
同社は、現在、「モスバーガー」ブランドの海外への拡大を主要な経営課題と位置付け、出店を加速させている。2011年9月末現在、アジア・オセアニアの7つの国と地域で、合計265店舗を展開している。
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