LIXIL、米国初のショールームをNYにオープン シャワートイレ文化の普及目指す
2011年10月27日 16:03
住宅設備機器・建材の総合メーカーであるLIXIL(リクシル)は27日、トイレ、洗面ボウルなどの水まわり商品やタイルを展示するショールーム「INAX GALLERY」を、米国・ニューヨークの中心街であるマンハッタンに新設、現地時間10月26日16時にオープンしたと発表した。「INAX GALLERY」は、米国におけるLIXIL初のショールームとなる。運営は、子会社の「INAX USA, Inc.(本社:カリフォルニア州トーランス)」が行う。
「INAX GALLERY」では、北米にまだ浸透していないシャワートイレ文化の普及を目指し、最高級のシャワートイレ一体型便器『REGIO(レジオ)』や、北米市場向けリフォーム用トイレ等、合計22台のトイレ・シャワートイレを展示する。また、タイルの世界的な展示会である「チェルサイエ」でも評価されている“和のテイスト”のデザインモザイクタイルや健康建材エコカラットを紹介する。
「INAX GALLERY」は、マンハッタンの中でも建築家や建築デザイナーが多く事務所を構えるエリアの近くに、路面店として開設した。商品に水を流すことができるという路面店の特性を活かし、節水を実現するINAX独自の洗浄技術を実物の商品を用いて、プロユーザー中心に提案する。また、シャワー洗浄・脱臭・フルオート便座といった日本商品ならではの高機能を体感してもらうため、タンクレスのシャワートイレ一体型便器『SATIS(サティス)』を体験トイレとして設置した。
「INAX USA」は、ロサンゼルスとニューヨークの2拠点で、販売代理店を通じてシャワートイレやタイルの販売を進めている。「実物の商品を体感できるショールームを活用していくことで、今まで以上に商品の魅力をアピールし、アメリカ東海岸における販売網の開拓と整備を進めていく」と同社はコメントしている。