日産、タイ洪水による影響について発表 生産工場は28日まで停止

2011年10月26日 14:02

 日産自動車は25日、タイで発生中の洪水による影響に関し、同社の現況を発表した。

 従業員については、「従業員が負傷した」という報告は受けていないが、タイ日産(NMT)の一部の従業員が自宅を離れて避難しているという。これに対し、タイ日産は、居住施設を探すなど、被害を受けている従業員のサポートを行っているという。

 生産への影響については、「現時点では弊社の施設は洪水の被害は受けていない」と報告している。現在、今後の浸水などに備えて施設周辺の対策を強化しているという。

 一方、タイ日産の生産工場(サムットプラカーン)は、一部の部品供給が滞っているため、現在生産を停止しており、10月28日まで停止することを決めている。販売拠点に関しては、1拠点が浸水の被害を受けており、もう1拠点は周辺地域の浸水により店舗を閉鎖している。

 10月29日以降の生産については、「タイ及びグローバルなサプライチェーンの影響については、周辺の状況が刻々と変化しており、情報の精査を継続している。今後も定期的に状況を更新していく」とコメントしている。

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